ウェディングドレスを着る際は、バストやウエストなど上半身をメインで補整するイメージがあるのではないでしょうか。
しかし実は、スカート部分に隠れてしまう下半身もガードルを着用してしっかり補整しなければなりません。
そこで今回は、ブライダルインナーのガードルが持つ役割について詳しくお伝えします。
ガードルが無いとどうなるか
マーメイドラインやスレンダーラインなどボディラインが分からないドレスの場合はスカートのふくらみで下半身が覆われるので補整する必要性を感じない花嫁様は多いです。
しかし、ここで想像してみてください。
上半身をブライダルインナーで補整し終わったぜい肉はどこにいくでしょうか。
残念ながら、消えるわけではないので、下腹部や腰回りに流れ、時には段としてたまります。
下半身をショーツのみにした場合、下腹部や腰回りまで届く深さではないのでぜい肉は、インナーとショーツの隙間からポッコリ出たまま隠れずにそのままです。
ぜい肉そのまま&ガードル無しの状態はドレスにどんな影響を与えるか
贅肉をケアせずにショーツのままドレスを着用した場合、次のようなケースが起こり得ます。
・ショーツに乗った贅肉が隠れずドレス表面にシワとして目立つ
・上半身のインナーの裾が動くたびに腹部に擦れる
・ガードルで補整してないことによりインナーがずり落ちる(=ドレスが下る)
ブライダルインナーのガードルの役割とは
ブライダルインナーのガードルは外からは見えませんが、縁の下の力持ちとして美しい花嫁姿を作り上げてくれる重要なアイテムです。
ここではガードルが果たす主な3つの役割についてご紹介しましょう。
引き締めやヒップアップ効果
先述したように、上半身を補整した際に流れた下腹部や腰回りのぜい肉をガードルで抑えることができます。
ポッコリとしたはみ出し肉がなくなることで全体のラインが整い、ウエストやくびれが目立ちやすくなります。太もも部分も引き締めてくれます。また、たるみがちなお尻を美しく整えて、ヒップアップ効果も期待できます。
Aラインやプリンセスラインなどくびれが重要なドレスはもちろん、マーメイドラインやスレンダーラインなど体にフィットしたドレスを着るときには、下半身のラインの美しさが大切になるためガードルによる補整が必要不可欠です。
美しい姿勢を保つ
慣れないドレスを着て長時間良い姿勢をキープするのは大変なものです。
猫背になると脇肉や背中肉が目立ちやすくなるため、常に姿勢を正すことが大事です。
サポート力のあるガードルは腰周りをしっかり支えるため、長時間の結婚式でも楽に正しい姿勢を保ち、美しい花嫁姿で過ごすことができます。
重たいドレスを支える
ふんわりと可憐なウェディングドレスですが、普段の洋服と比べるとかなりの重量があります。豪華な装飾のあるドレスならなおさらです。
ガードルをブライダルインナーの上に重ねてはくことで腰周りがしっかり支えることができ、重たいドレスを着ても腰に負担がかかりにくくなります。また、ドレスのずり落ちも防いでくれます。
KEA工房では2種類のガードルをご用意
KEA工房で取り扱っている2種類のガードルをご紹介します。
ヒップアップガードル
ヒップアップガードルは、締め付けがソフトでありながらしっかりとおなか周りを補整し、お尻もキュッと持ち上げてくれます。股のクロッチ部分はコットン素材なのでショーツ無しで一枚履き可能。装飾のないシンプルなデザインで普段使いもしやすいガードルです。
ソフトガードル
全体にレースがあしらわれたソフトガードルレースタイプ。短めの丈なので、ミニドレスを着用予定の花嫁様には特におすすめです。また、スカートやショートパンツといった普段の装いにも合わせやすくなっています。
ヒップアップガードル同様、おなかを押さえてヒップアップ効果もあり、もちろん一枚履きも可能です。
ブライダルインナーの組み合わせ例
主なブライダルインナーは「ロングビスチェ」「セミロングブラ&ウエストニッパー」「ガードル」で、これらを組み合わせ使うのが一般的です。
ここでは基本の組み合わせである2パターンをご紹介します。
ロングビスチェ+ガードル
一枚で上半身を補整するビスチェの上にガードルを重ねて着用します。
ビスチェは背中の開きが大きいため、ドレスからインナーがチラ見えする心配がありません。
セミロングブラ+ウエストニッパー+ガードル
セミロングブラとウエストニッパーは、胸とウエストのサイズをそれぞれで調整できるため、フィット感が高まります。
さらにガードルを合わせることでくびれも目立ち、メリハリのあるボディラインになります。
重量感のあるドレス着用予定や補整力重視の花嫁様にはおすすめです。
タップパンツやストッキングも忘れずに!
自分にぴったりのブライダルインナーを選んだらタップパンツとストッキングも忘れずに用意しておきましょう。
タップパンツに補整力はありませんが、ドレスの汗じみを防いだり足さばきを助けたりと結婚式を快適に過ごすために欠かせないアイテムです。お着替えの際のエチケットとしても一枚持っておくと良いでしょう。