先に伝えておきたい3つのポイント
- ブライダルインナーの締め付けが苦しく感じる原因の多くはサイズが合っていない
- ワイヤーが当たる・ブライダルインナーに慣れていないなどでも苦しさを感じる場合がある
- 締め付けに関するトラブルは、正しい採寸と試着で回避できる
初めてブライダルインナーを着た場合、締め付けが苦しいと感じてしまう花嫁様はとても多いようです。
できることなら、結婚式当日は苦しい思いをせずに過ごしたいものですよね。
そこで今回は、締め付けがきつくなる理由や、苦しく感じた場合の対処法について紹介していきます。
締め付けが苦しくなる理由とその対処法
ブライダルインナーの締め付けが苦しく感じてしまう理由はいくつかあります。
今回は、そのなかでもよくある代表的なものについて、理由と対処法の解説をしていきましょう。
理由その1:サイズが合っていない
締め付けが苦しく感じる理由のなかで最も多いのが、ブライダルインナーと花嫁様のボディサイズが合っていないことです。
小さいサイズのインナーを身に着けた方がよりウエストが引き締まって見え、ふくよかな胸元も演出できると思っている花嫁様も多いのですが、これは大きな誤解です。
なかにはドレスのインナーといえば、映画のワンシーンのように、ウエストニッパーをぎゅうぎゅうと締め上げて身に付けるものだとイメージしている方もいらっしゃるかもしれません。
確かにブライダルインナーには強力な補整力があり、バストの高さやウエストのくびれを作りだしてくれます。
しかし、これはただ締め付けているわけではなく、気になるお肉をバストや目立たない部分にうまく散らすことでメリハリのあるボディラインを作っているのです。
ご自身のサイズに合っていないブライダルインナーはただ苦しいだけで、補整力を十分に発揮することができないといえるでしょう。
対処法:採寸して現在のサイズを確認する
花嫁様に限らず女性全般にいえることですが、女性のおよそ8割が3年以上ボディサイズの採寸をしていないという結果があるようです。
美しいドレス姿を実現させるためにできることとして、まずは現在のご自身のサイズを採寸し、それに合わせたブライダルインナーを選ぶことが大切です。
「自分で採寸しようと思い立ってやってみたけれど、なかなかうまくいかなかった」という経験のある方も多いことでしょう。簡単なようで、なかなか難しい体の採寸。
ドレスの美しさはほんの少しのフィット感の違いで大きな差が出るものなので、もしできるのであれば、信頼できるプロのフィッターにお任せするのがおすすめです。
そして、注意したいのが採寸を行う「時期」です。
採寸をした日から結婚式当日まで期間が開きすぎると、その間に体型が変わってしまい、サイズを合わせた意味がなくなってしまう可能性があります。
特に、結婚式までにダイエットをしている方や妊娠している方はサイズが変化しやすいので、間隔が開かないように注意しましょう。
理由その2:ワイヤーが当たる
セミロングブラやロングビスチェといったブライダルインナーを着たときに、普段着ているブラと同じサイズのはずなのに、「ブラカップのワイヤーが肌に当たって締め付けが苦しく感じてしまう」、というケースも多いようです。花嫁様のなかには、苦しさ以上にいたみを感じてしまう方もいるでしょう。
ブライダルインナー用のブラというのは、普段使用しているものに比べて補整力が高く、その分ワイヤーも強力になっています。そのため、サイズが合っていたとしても普段と微妙な差を感じてしまい、締め付けが苦しく思えるというわけです。
普段ワイヤー入りのブラジャーを使わない方は特に、ワイヤーによる不快感を覚えやすいでしょう。ワイヤーが肌に強く当たってしまうと、傷やかゆみの原因になることも考えられるので、そのまま着用を続けるのは避けましょう。
対処法:左右の胸のサイズをそれぞれ確認する
胸の形や大きさは必ずしも左右同じではありません。胸の片側だけワイヤーが当たっていたいという場合は、カップが小さい可能性があります。
カップが小さいとバストをうまく収められず位置が下ってしまい苦しく感じるみぞおちにあたってしまいます。大きいバストに合わせてもう1サイズ大きめのブラを用意するのがよいでしょう。
その場合、いたくなかった方の胸はカップに隙間ができてしまうので、パットを用いて調節する必要があります。
理由その3:ブライダルインナーに慣れていない
花嫁様は、これまでブライダルインナーを身に着けたことがないという方が大半だと思います。ブライダルインナーだけでなく、ボディラインを整える補整下着を日常的に使用しているという方は少ないでしょう。
つまり、ご自身のボディラインをインナーで作りあげていくことに体が慣れていないため、締め付けが必要以上に苦しく感じてしまうのかもしれません。
対処法:数時間連続で着用して過ごす
結婚式は長丁場です。最低でも数時間以上はブライダルインナーを着ていなければなりません。試着の短時間だけでは、着心地の具合を確かめるのも難しいといえるでしょう。
インナーが決まったら、ご自宅にいるときに、数時間続けて身に着けることをおすすめします。
例えば、椅子から立ち上がる動作や歩くとき、お辞儀をした場合など、結婚式当日に行う動作を実際に試して、インナーに違和感がないかを確かめてみるのがよいでしょう。
もし、我慢できないほどの苦しさやいたみがあれば結婚式当日までに対処できるというメリットもあります。
また、不具合がない場合でも、長時間身に着けてみることで体が自然とブライダルインナー特有の締め付けに慣れてくるでしょう。
苦しさや痛みは我慢しない!
花嫁様のなかには、結婚式の数時間だけだからと、締め付けの苦しさやいたみを我慢してしまう方もいます。
しかし、その結果、苦しさに耐えきれずに体調を崩してしまい、途中退席を余儀なくされるといったトラブルも多くあります。
せっかくの結婚式を快適に、思い切り楽しめるよう、ブライダルインナー選びは慎重に行いましょう。
ブライダルインナーの締め付けに関するトラブルの多くは採寸と試着をしっかりと行うことで回避できる場合がほとんどです。
お一人で採寸や試着をする自信がなければ、KEA工房のフィッティングサロンをぜひご利用ください。
経験豊富なプロのフィッターが、花嫁様一人ひとりにとって最適なブライダルインナーの提案をいたします。