先に伝えておきたい3つのポイント
- ブライダルインナーのお手入れ方法は、やさしく手洗いが基本
- ワイヤーに歪みがでてしまう洗濯機でのお手入れは厳禁
- 下着であるブライダルインナーのクリーニングは受付不可が多い
「ブライダルインナーにはレースのような豪華な装飾も多いし、生地も繊細そう…。どうお手入れしたら良いの?」という内容のお問い合わせをよくいただきます。
普段は身につける機会のない特別なインナーですので洗濯方法も気になりますよね。
そこで今回は、クリーニングに出さないといけないのか、洗濯機は使えるのかなど、花嫁様が抱くブライダルインナーのお手入れの疑問について分かりやすくお答えいたします!
ブライダルインナーはわずかな崩れも命取り!
ブライダルインナーは計算されたワイヤーやパターンにより、高い補正力をキープすることができるインナーです。
その分、洗濯やお手入れの過程でわずかでも型崩れをさせてしまうと、せっかくの補正力が台無しになってしまうことも。さらに補正力が高いからこそ、ラインが崩れると生地やワイヤーが肌に当たって痛みを感じてしまうことがあり、注意が必要です。
みなさんが普段身につけているワイヤー入りのブラジャーも、乱暴に扱うとワイヤーが変形したり、飛び出したりしてしまうことがあるかと思います。
パーツの少ない普通のブラジャーでもそのようなことが起こりますので、より複雑に設計されているブライダルインナーは普段使いのインナー以上に慎重なお手入れをする必要があります。
洗濯機の「おうちクリーニング」じゃ、ダメ?
最近は洗濯機や洗濯洗剤の機能や効果が向上して、以前はクリーニングに出していたような衣類もおうちで洗濯できるようになりましたね。
ブラジャーも専用の洗濯ネットに入れれば型崩れせず洗えてとってもラクです。
ブライダルインナーも洗濯機で洗えたら、これほどラクなことはありませんが・・・。
残念ながら、いくら進化した「おうちクリーニング」でも、ブライダルインナーを洗濯機で洗うのはNGです。
デリケート洗いと言っても、ワイヤーやボーンが多いブライダルインナーを洗濯機で洗ったら負荷がかかり、どうしてもゆがみが出てしまいます。
せっかくフィット感にこだわり抜いて選んでいただいたインナーです。
たった1回のお洗濯でゆがんでしまってはもったいない!
きっと大丈夫だろうと思ってつい試してみたくなる気持ちはわかりますが、何があっても洗濯機では洗わないようにしてくださいね。
クリーニング店には出せる?
おうちで洗えないデリケート素材のものは通常クリーニング店に出しますが、ブライダルインナーについては受付不可のお店が多いようです。
デリケート素材といっても肌に直接触れる「下着」ですので、当然と言えば当然ですね。
大手のチェーン店ほど受付不可が多いようですが、個人で経営しているお店ならば受け付けてくれるかもしれません。
特殊な衣類に対応しているクリーニング店や宅配で依頼できるお店もあります。受け付けてくれる場合でも、デリケートな衣類としての対応になるため、料金はやや高めになることが多いでしょう。
どうしてもお店のクリーニングに出したい場合は、まずは問い合わせすることをおすすめします。
意外ですが、ホテルのランドリーサービスなら下着のクリーニングを受け付けています。
さすがにビジネスホテルのようなところで出すのは品質保証としておすすめできませんが、バトラーサービス(執事のようにさまざまなことを行ってくれるサービス)があるトップレベルのホテルならば、高い技術を駆使し丁寧に洗ってもらえるので安心です。
そのようなホテルで挙式を行う花嫁様ならこの方法を使うのも良いかもしれませんね。
ブライダルインナーは「やさしく手洗い」が基本です!!☝
クリーニングに出す方法もありますが、ブライダルインナーはおうちで手洗いするのが基本です。
「なんだか難しそう」と思われる方もいらっしゃるでしょうが、方法さえ知っていればとっても簡単ですよ。
ここでは、KEA工房のお客様に実際にお伝えしているお手入れ方法をご紹介します。
手洗いの手順
①ブライダルインナーが曲がらず入る大きめの容器と、手洗い用の洗剤を用意します。(※「蛍光増白剤」や「漂白剤」が含まれるものは避けてください)
②容器にぬるま湯を入れて、まず洗剤をよく溶かしておきます。
③インナーを入れてやさしく押し洗いをします。
④2、3回ほどよくすすぎ、乾いたバスタオルに包み水気を取り除きます。このとき絞ってしまわないように!
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干し方
①カップのパッドをいったん外し、干す前に指でカップの形を丸く整えます。全体のシワもこのときに手のひらで挟んで丁寧に伸ばしてください。
②干すときは、わき部分の両サイド側を挟んで縦につるすか、ワイヤー中央側を二つ折りにしてハンガーにかけ横むきにつるしましょう。どちらの場合もワイヤーやカップがゆがまない形になるよう注意してください。
③直射日光に当てると黄ばみや色あせ、さらに生地の傷みを招きます。風通しの良い日陰に干しましょう。
保管方法
①パッドを外して二つ折りにし、片方のカップをもう片方のカップに入れます。
②レースが引っかからないように外側が内になるように二つ折りにします。このときにもボーン(縦にながい胴体の骨組み)が曲がらないよう注意し、平らな状態で保管してください。
③黄ばみ防止もお忘れなく!
ブライダルインナーは白が多いですが、白ってとても黄ばみやすい色ですよね。せっかく大事にしまっておいたのに、久しぶりに取り出したら真っ白なはずの生地が黄色くなっていた・・・なんて悲しい体験をしたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか?
白はどうしても年数の経過とともに黄ばみます。しかし、お手入れ次第で黄ばみを最低限に抑えることができますよ。
・香水や消臭スプレーを使わない
・衣類保存袋に入れる
消臭スプレーや香水は時間とともに黄ばみの原因になります。光に当たることも黄ばみを進めるので、光を通さない袋に入れて収納すると良いですよ。
ただし、通気性が悪いと生地が傷みますから、不織布のように通気性の良い衣類専用の保存袋に入れるようにしてくださいね。
疑問点はいつでもKEA工房にご相談ください!
☆KEA工房の製品はすべてナイロン素材なのでお洗濯しやすく、汗が気になる季節でもお気軽にお洗濯いただけます。
お手入れ方法で疑問点があれば、いつでもKEA工房にご相談くださいませ。お手入れをしっかりすれば衣類は長持ちします。
こまめなお手入れで末永くご愛用くださいませ。