先に伝えておきたい3つのポイント
- スリッパやバスマットなど足で踏みつけるものや万年筆などはタブー
- お母様にはブーケ、お父様にはブートニアを贈るのが最もベーシック
- ウエイトドールやフォトアルバム、ネームインポエムといった思い出の詰まった贈り物もぴったり
結婚式のラストを飾るのは、ご両親への手紙とプレゼント贈呈です。
普段はなかなか言葉にできない感謝の気持ちを、プレゼントとともに伝えましょう。
「渡して良かった」「喜んでもらえた」と、式を終えた花嫁様から評判のプレゼントをご紹介します。
まずはタブー品をチェック
結婚式のプレゼントは、「コレじゃないとダメ」なんて決まりはありません。
新郎新婦お2人の感謝を表せるものを贈れば、それが最高のプレゼントです。
しかし、一般常識としてタブーとされているものを贈るのは、ちょっと考えものです。
式には友人だけでなく、親戚や会社の上司もいらっしゃいます。
いくら両親が喜んでくれるものでも、「そんなものを渡すなんて常識がない・・・」なんて思われてしまうかも。
タブーと知らずに贈ってしまいがちなものをご紹介します。
高級な室内履き(スリッパ)
スリッパやバスマットなど、足で踏みつけるものは良くないとされています。
バスマットを結婚式のプレゼントで選ぶことはないかと思いますが、
上質で高級品な室内履きなら、「これからも夫婦仲良くしてね」と
おそろいのものをプレゼントしても良さそうですよね。
しかし、これらは正式な場でのプレゼントには不向きです。
・万年筆
お父様へのプレゼントで候補にあがりそうな万年筆。
しかし、万年筆は「より勤勉であれ」というメッセージがあると言われていて、
目上の人にプレゼントするのはタブーです。
このほか、現金や下着など、一般的にタブーとされているものももちろん避けてくださいね。
(正解例)最もベーシックな「ブーケ・ブートニア」
結婚式でのご両親へのプレゼントと言えば、まっさきに「ブーケ(花束)」が思いつきます。
お母様にはブーケを、お父様にはブートニアを胸ポケットに差します。
お花は何と言っても見た目が華やかですので、式の締めを飾るにふさわしく根強い人気があります。
相場は、ブーケ1つで5,000円前後です。
「花はありきたりで・・・」と思うようなら、ご自身で手作りしてみてはいかがでしょうか。
手作りすることで気持ちもより込めることができますし、ブリザーブドフラワーや造花なら、式後も飾っていただけます。
ほとんどの材料は100円ショップでそろえることができ、作り方はネットで検索すれば出てきます。
比較的簡単に作れますので、お時間が許せばぜひチャレンジしてみてください。
(正解例)産んでくれた感謝を込めて「ウエイトドール」
ブーケに並んで人気があるのが、「ウエイトドール」です。
ウエイトドールとは、生まれたときの体重と同じ重さで作ったぬいぐるみのこと。
ウエイトドールを抱くことで、生まれたときの重さを思い出してもらえます。
ほとんどの商品で、タグや足裏部分に名前・生年月日・出生体重などを刺繍するサービスがあります。
テディベアで作ることが多かったのですが、今ではいろいろな種類のぬいぐるみがあります。
ディズニーキャラクターやスヌーピーのほか、最近人気のご当地キャラも。
野球好きのお父様なら「球団公認マスコット」のウエイトドールはいかがですか?
読売ジャイアンツのジャビットや阪神タイガースのトラッキーなど、
野球ファンならダブルでうれしいプレゼントですね。
値段は20,000円前後。オーダーメイドになるので少しお値段もお高めです。
お手持ちのぬいぐるみをウエイトドールに変身させることも可能です。
小さい頃からお持ちのぬいぐるみならば、ご両親もより愛着が湧きそうですね。
また、ウエイトドールをハンドメイドすれば、さらにすてきな贈り物になります。
「お裁縫は苦手で・・・」という花嫁様でも、名前や出生体重部分だけでもご自分で刺繍してみたり、ドールに添える手描きのカードを作ってみたり、どこかに手を加えてみても良いかもしれません。
(正解例)思い出がよみがえる「フォトアルバム」
生まれた頃から結婚式までの写真を1冊にまとめたフォトアルバム。
台紙に貼るだけでなく、写真の横に思い出を記入したりデコレーションしたりと工夫をすると、
手作りならではの温かみがあるプレゼントになります。
フォトフレームに写真を入れてプレゼントするのも良いですね。
デジタルフォトフレームなら、離れた場所で暮らしていても写真を共有することができます。
フォトアルバムを作る費用は3,000円程度で、デジタルフォトアルバムは10,000円前後です。
思い出の写真や動画をセレクトして、USBカードやDVDにまとめて渡すのもおすすめです。
ご両親へのメッセージ動画を一緒に入れれば、思い出にプラスαのすてきな贈り物になるでしょう。
(正解例)世界にひとつだけの詩をプレゼント「ネームインポエム」
名前を織り込んで作成したオリジナルの詩をボードに作成する「ネームインポエム」。
注文時に関係性(新婦の親など)や年齢などを伝えることで、ピッタリなポエムを作成してくれます。
ポエム作家が手書きで作成するので文字に温かみもあり、式後は玄関やリビングに飾れます。
別々のボードを横に並べるとひとつの絵になるように作ってくれるお店もあるようですよ。
新郎新婦のウエルカムボードもこれで作って、
新郎様のご両親分・新郎新婦お2人の分・新婦様のご両親分と並べてひとつの作品になるようにすれば、
新しい家族の絆を表しているようですてきですね。
1枚15,000~20,000円程で作成できます。
手書きですから、注文の際は日程に余裕を持たせましょう。
(正解例)思い出をプレゼント「旅行・食事券」
「これからは夫婦水入らず、仲良く過ごしてほしい」という気持ちを込めて
旅行券や食事券をプレゼントするのはいかがでしょうか?
引出物でもカタログギフトが人気ですが、こちらも自分たちで内容や日程を決められる自由度が魅力です。
また、ある程度の行程は新郎新婦お2人で決めた状態でプレゼントすることも可能ですので、
ご両親のお好きなお店をセレクトしたり、思い出の場所を旅先に組み込んだり、気持ちが伝わる形でプレゼントすると喜ばれるでしょう。
こちらは、10,000円くらいから作ることができます。
お2人にとっても、ご両親にとっても、最良の日となりますように
結婚式は新郎新婦のお2人はもちろん、両家のご両親にとっても人生の節目となるセレモニーです。
プレゼントを渡すことでより思い出が深まります。
お2人とご両親にピッタリな一品を選んでくださいね。