先に伝えておきたい3つのポイント
- ブライダルインナーでフレアパンツが必要な理由は、汗対策と摩擦防止と気遣いの3つ
- 使い回しやすく通気性のよいフレアパンツとスタイルを補正してくれるガードルの違い
- 見えないおしゃれを楽しむフレアパンツ、選び方のポイントはレースの質
フレアパンツは必要ですか?
ウェディングドレスを着こなすために必要なのが「ブライダルインナー」です。胸をきれいに見せるビスチェ、ウエストを細く見せるニッパー、お尻をキュッと上げるガードルなど、ボディを美しく作り上げるインナーは皆さん気になりますよね。
ほかには、「これって必要ですか?」というご質問が多いのが「フレアパンツ」。
答えは「絶対必要」です!今回はこのフレアパンツについてご紹介します。
フレアパンツが必須アイテムなのはナゼ?その3つの理由
ブライダルインナーのなかでフレアパンツが欠かせない理由は大きく3つあります。
1.太ももの汗対策
太ももは意外と汗をかきやすい場所です。披露宴では着慣れないウェディングドレスをまとい、、緊張した状態で着席している時間が長いため、お尻周りから太ももまで通常よりも蒸れたり、汗をかきやすくなったりします。「太ももの汗のせいで、立ち上がったらドレスが張り付いてしまった・・・。汗ジミを作ってしまった」ということになりがちです。
ボディラインの美しさを何よりも優先するウェディングドレスは、基本的に通気性も吸湿性も良くありません。ドレスの裏地に汗が付着するとジメジメして滑りが悪くなり、シルエットが崩れてしまいます。
そんなお悩みを解決してくれるのがフレアパンツ。吸湿性に優れた生地を使用しており肌触りがいいため、履くと太ももの汗を吸収してくれます。ドレスが張り付かずサラッとしていますので、ドレスに汗ジミが!!ということも防いでくれます。
2.ドレスとの摩擦防止
フレアパンツはドレスの滑りを良くしてくれます。
着替えの際、「急いでいるときほど服が引っかかる!」という経験はありませんか?
お色直しでは急いで着替えるため、素足ではスムーズに着替えにくいものですが、フレアパンツを履いていればスルッとドレスに足が入ります。また、静電気防止にもなりますので歩くときもドレスの裏地が張り付かず、シルエットをきれいに保てます。
厚みのあるドレスの生地や、スカート部分をボリュームアップするパニエでかさばりやすい下半身も、タップパンツを着用することでスッキリします。
3.ストレスなく着替えるためのマナー
ドレスは1人では着られません。着替えには必ず女性スタッフが介添えします。その際に、もし花嫁様がフレアパンツを履いていなかったら・・・?
ビスチェとショーツだけしか履いていない状態は、いくら女性同士とはいえ花嫁様も恥ずかしいでしょうし、スタッフも目のやり場に困ります。この状態ではお互いスムーズな着替えができません。目隠しの役割としてもフレアパンツは活躍してくれます。
若くてスタイルの良い花嫁様のなかには「見られても気にしないから無くても大丈夫」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、そこは「花嫁の身だしなみ」としてぜひ履いていただければと思います。
>>【あなたは気遣い上手?】ブライダルインナーはフレアパンツが必要です!
ガードルとフレアパンツ、どちらを履けばいいの?
下半身のブライダルインナーには、フレアパンツのほかにガードルもあります。
ガードルはお尻の形をキュッと上にあげてくれるため、マーメイドラインやスレンダーラインなど、ヒップラインが出やすいドレスに向いています。少しでもスタイル良く見せたい方に必要なアイテムですね。
ラインをきれいに見せてくれるという大きなメリットがあるガードルですが、履かないほうが快適に過ごせる場合もあります。
例えば、リゾートウェディングや、暑い時期のガーデンウェディング。ただでさえ暑いですから、ガードルを履くことでより暑くなり疲れてしまう可能性もあります。締め付け過ぎると貧血を引き起こすこともあり、式中に気分が悪くなってしまうかもしれません。
その点、フレアパンツはハイウエストで、ウエスト部分はゴムの代わりに伸縮性のあるレースを使用しています。そのため履き心地も楽ですし、ドレスに響きません。ガードルのようなサポート力はありませんが、暑さに弱い・締め付け感が苦手という方には、ガードルよりもフレアパンツがおすすめです。風通しが良く快適です。
もちろん、ガードルとフレアパンツの併用でも全く問題ありません。
フレアパンツは使いまわしやすさNO.1!
結婚式で最高のドレス姿を作るために用意したブライダルインナー。せっかくですから式が終わっても普段使いに活用したいですよね。ビスチェは胸の開いたドレスに便利ですし、ウエストニッパーもここぞという時に活躍してくれそうです。
そんな中で一番使いまわしやすいのが、今回紹介しているフレアパンツです!
フックもワイヤーもないシンプルな構造のフレアパンツは、特別な場面だけでなく普段着でも大活躍!
服の透け防止はもちろん、汗を吸収してくれるので服を傷めないというメリットはどのような洋服にも向いています。
ペチコートはスカートにしか使えませんが、フレアパンツならスカートにもパンツスタイルにも対応できるというのも嬉しいところ。フレアパンツは最も「モトが取れる」アイテムなのかもしれません。
>>インナーパンツって意外と知られてない!?結婚式にも使える活用術!
可愛さだけで選ぶと後悔する!?フレアパンツの選びかた
フレアパンツのデザインは色々ありますが、注意したいのが「レースの質」です。
レースを使用しているフレアパンツはデザイン性が格段にアップするため、せっかくならかわいいものを、と選びがちですが、レースはデザインだけでなく質も大事です。
かれんで豪華に仕上げてくれるレースですが、素材が粗悪だとネイルが引っかかることがあります。特にお色直しで着替えているときに引っかかる可能性が高いです。ペチコートのレースが破れても外から見えないため、そこまで問題はありませんがネイルが剥がれたりネイルチップが取れてしまったりしては大変ですよ。レースの肌触りなどを意識して選ぶことが大事です。
特別な日も、いつもの日も…。フレアパンツで「見えないおしゃれ」を
いかがでしたか?フレアパンツの重要性、使うことによる快適性がお分かりいただけたかと思います。
KEA工房でも肌触りの良いフレアパンツ(タップパンツ)をご用意しています。
上質なレースをあしらったタップパンツは豪華さだけでなく、吸湿など利便性にも優れています。ビスチェと合わせたレースをあしらっているため、上下合わせて使えば統一感もあり、より華やかになります。
フレアパンツは、ビスチェやガードルのようにボディラインを作り上げるインナーではないため、ヒップのサイズを目安にピッタリよりゆったり履けるサイズを選ぶことをおすすめします。もちろん試着もできますので、ぜひレースのウエストの履き心地を体験してみてください。
最高の1日のためだけでなく、いつもの日常でも、見えない部分にこそおしゃれを楽しんでください。