乳がんの治療法のひとつとして、放射線治療を受けられる方はとても多いです。
治療中には肌が炎症を起こすこともあるため、肌あたりがよく、痛みを少しでも和らげることのできるインナーを用意しておくと安心です。
今回は、乳がんの放射線治療を受けられた方におすすめのインナーをご紹介します。
ぜひ参考にしてみてください。
どのようなインナーを選べば良い?
放射線治療中から治療直後は、副作用として軽度の皮膚炎がほとんどの患者さんにおこります。
肌が赤くなり、日焼けをした時のようなヒリヒリ感や、カサつき、かゆみを感じる場合もあります。
この時期には、どのようなインナーを選べばよいのでしょうか。順に見ていきましょう。
締め付けや食い込みのあるものは避ける
普段以上に肌がデリケートになっているこの時期は、締め付け感の強いものや、食い込みを感じるものは避けなくてはいけません。
また、放射線治療後はリンパの流れが悪くなっている場合もあるので、胸をやさしく保護しながら、ほどよいゆとりを感じられるインナーがおすすめです。
クールパットの挿入できるポケット付きが良い
かゆみやほてりが強い時に、患部を冷やすことがよいのかどうかは、まだはっきりとわかっていないことなのですが、クールパットのようなものを使って、患部を少し冷やすと症状が楽になるという方もいます。
そのような保冷剤を使用する際には、パットを挿入できるポケットがついたインナーがあると便利です。
放射線治療後におすすめのインナー
乳がんの術後下着を専門にご用意しているKEA工房では、放射線治療後のお悩みを解消できるインナーも数多くそろいます。
こちらでは、おすすめの4種類の商品を順にご紹介します。
ホスピタブル・コンフォート
ホスピタブル・コンフォートは、治療中や腕が回しにくい場合などにも着脱がしやすい前開きのノンワイヤーブラジャーです。
首元が開いており、アンダーバストの幅のあるマジックテープで着脱できるので、その日の体調に合わせて留め位置を微調整することが可能です。
生地は、ソフトで肌当たりのよいコットン素材を使用しており、デリケートな肌にも安心です。色は、落ち着いた杢グレーで、スポーツブラ風のデザインのため、治療後のインナーには見えないところも魅力です。
ホスピタブル・ロング
ホスピタル・ロングもノンワイヤー・コットン素材のブラジャーですが、ホスピタル・コンフォートに比べて丈の長さが4㎝ほど長くなっているのが特徴です。
また、ホスピタブル・コンフォートと違って胸元までしっかり留めることができるのでバストが大きい方にもおすすめです。
丈が長いので手術個所が下方にある方や、排液を流すドレーンを使用されている方にも快適に使用できます。
前中心をマジックテープで開閉できる作りになっており、ホスピタブル・コンフォートよりさらにゆったりとしたフィット感でリラックスして着用できます。
手作りパット
術後すぐの胸には身体に負担の少ない軽い柔らかなパットがおすすめです。「ホスピタブル・コンフォート」や「ホスピタブル・ロング」のパットポケットに入れて使用します。
手作りパットはKEA工房オリジナルの一つひとつ手作業で作成したパットで、表面は吸水速乾性のある素材を使用し、中身は綿のみで軽く、術後すぐから使えて左右差を整えてくれます。
サイズはS~3Lまであり、身体に合わせて選択することができます。
パットはバストの左右差を補う為もありますが、外からの衝撃を和らげる役目もありますので、手術後は1つあると安心してお過ごしいただけますよ。
クールパット
クールパットは、放射線治療後、患部を冷やし皮膚のほてりを緩和するためのパットで、ブラジャーのポケットに入れて使用できるジェル状の保冷剤です。
冷凍庫で冷やしてもカチカチに固まることはなく、患部にあてやすく冷た過ぎることもありません。
計算された構造で柔らかく乳房にフィットします。4つの角は丸みを帯びており、肌へのあたりが優しいため安心です。
注意点として、クールパットを使用する際は、必ず事前に主治医に相談するようにしましょう。
KEA工房は着心地の良い術後用インナーを豊富にそろえている
乳がんの治療をされている方にとって、快適に身につけられるインナーはとても大切なものです。
しかし、体調も思わしくないなかで、治療の経過に合ったご自身にぴったりのインナーを探すことはなかなか難しいかもしれません。
KEA工房には、体に優しく着心地のよい術後インナーが豊富にそろうだけではなく、皆様の心のオアシスになれればという思いで、さまざまなサポート体制を用意しています。
どうぞお一人で悩むことなくお気軽にご相談ください。