先に伝えておきたい3つのポイント
- 最近はバストラインを美しく見せる機能がアップし、デザインもおしゃれな術後インナーが増えた
- レースを使用したものや響きにくいデザインのブラで術後もおしゃれが楽しめる
- 「グレース」や「ホスピタブルライト」はリラックスタイムや治療中にもぴったり
乳がん手術後には「術後インナー」を着用します。
一昔前の術後インナーは、なんとなくやぼったく使い勝手がよくないものも多かったのですが、
最近では患者様のお気持ちやニーズに寄り添った商品が多く開発されています。
ご自身にピッタリな術後インナーを着用して、術前と同じようにおしゃれを楽しみましょう!
「術後インナー=やぼったい」はもう古い!
日本人女性が生涯のうちで患うがんのうち、最も多いと言われるのが乳がんです。
乳がんは身体的な負担だけでなく、手術を受けることで見た目にも変化があり、
女性にとっては精神的にもつらいもの。
年齢を重ねても均整の取れた体型を維持したいのが女性の願いですが、
「病気だから仕方ない」と、美しくありたい気持ちすら置き去りにしてしまう方も多いようです。
そうした女性の気持ちを考えて、
術後インナーは患部の保護だけでなく、見た目のカバーにも重点を置いています。
最近の術後インナーは、バストラインを美しく見せる効果がグンとアップしていて、
デザインや装飾もすてきなものが増えました。
パッと見ただけではとても術後インナーとは思えないような製品がたくさんあります。
KEA工房おすすめの術後インナー
KEA工房でもたくさんの製品をご用意しています。
今回は、そのなかでもおすすめのインナーをご紹介します!
美しいデザインでトータルコーディネートができる「ロザルノ アジャーレブラ」
「いかにも術後用でなく、エイジングケアとしてもご使用いただけるようなブラジャーを作りたい!」
そうした思いで開発したのが「ロザルノ アジャーレブラ」です。
ピンクベージュの高級レースを使用したこちらの商品は、おそろいのショーツがあり、
全身をトータルコーディネートしていただけます。
大人の女性のかれんさ、かわいらしさが演出できるKEA工房自慢のデザインです。
フルカップのノンワイヤーブラジャーで圧迫感がなく、しっかりとバストを包み込みます。
カップ部分には綿素材で肌あたりのよい大きなポケットを装備。
シリコン製のパットも余裕で入りますので、温存・全摘・再建など術式に関係なくご使用いただけます。
白いシャツでも安心!「マローネ ヴィータ」
白いTシャツやブラウスは下着が透けやすく心配かと思います。
レースや装飾があるとそのぶんデコボコと下着のラインが透けてしまいますので、
なるべく装飾がないものがベストです。
そこでおすすめなのが「マローネ ヴィータ」。
こちらはノンレースのツルっとしたさわり心地で、お色は柔らかい栗色。透けにくさはピカイチです。
肩への負担を軽減する幅広ストラップや、ズレにくいU字バックスタイルで、安定感も抜群!
人工乳房をご使用の方にも安心してご使用いただけます。
従来の2枚はぎカップを改良して3枚はぎにしたことで、
ツンと不自然な形ではなく丸みのある日本人のバストに合う美しい形を作りやすくなりました。
ソフトな着心地はもちろん、
薄手のお洋服でも響きにくいノンレースとカラーでおしゃれを楽しむことができます。
化学療法中ならリラックスできる「グレース」
化学療法中はなかなか外出もしづらいもの。しかしそうしたときこそ、
「気分の上がるすてきなインナーを身に着けたい!」とお思いの方も多いと思います。
化学療法中のインナーは、締め付け感がなくリラックスできるものを選ぶことが大切です。
そこでおすすめなのが、「シャツタイプ」のブラ。
ブラとシャツが一体型になったこのインナーなら、
家でのリラックスタイムも、通院といった外出でも幅広いシチュエーションでご使用いただけます。
KEA工房にはたくさんの種類のシャツタイプがありますが、
そのなかでも使いやすいのが、こちらの「グレース」。
幅広肩ひもレースと深めに開いた脇のデザインでアウターに響きにくく、
半そでやノースリーブなど、どのようなお洋服の下でもお召しいただけます。
肩ひもレースは傷に負担がかからないよう、テンセルで裏打ちしているので肌ざわりもとてもなめらか。
見た目のおしゃれさと実用性の両立が魅力の1枚です。
画期的なセパレートブラ!「ツーピースブラ レーシー」
「患部側のブラがずり上がるのが悩み」
「診察をなるべくスムーズに受けたい」
「豪華なレースのブラがほしい」
そのような乳がん術後の患者様にピッタリなのが、「ツーピースブラ レーシー」。
こちらは豪華なレースとリボンがパッと目を引く、非常に女性らしいおしゃれなブラです。
しかしこちらの特長は見た目の良さだけではありません。
左右のブラがセパレートになっているのです!
右胸のブラと左胸のブラがそれぞれ個別になっていることで、片方だけ外すことが可能です。
患部側を上になるように装着・・・診察がスムーズ
患部側を下になるように装着・・・ずれにくくフィット感がアップ
このように、ご使用になる日の予定に合わせて装着方法を変えることができます。
こちらは乳がん体験者の声を集めて作られており、
体験者であるからこそ分かる・気付く工夫が随所にちりばめられています。
術後に便利パット付きの「ホスピタブルライト」
「ホスピタブルライト」は、敏感な放射線治療中でも安心して着用できるように、
縫い目のないシームレスの薄いなめらかな素材を使用しています。
前は大き目のスナップボタンで腕に力が入りにくくても着脱しやすいデザインになっています。アンダー部分にはみぞおちに当たらないよう曲線カットを施し、めくれ上がり防止と圧迫感を少なくしました。さらに脇は深いデザインで術箇所に当たりにくくなっています。
バスト部分にはあらかじめ薄手のパットがついていますので、乳頭の透けや左右差も気にならず術後すぐに着用可能にしています。
パットはバストを覆うお椀型なので特に部分切除の方は全体がカバーできて使いやすいです。
術後の肌は敏感になることも多いのでサイズ表示や洗濯表示は背中の内側にプリントしタグをなくしました。
凹凸感のない薄く軽い見た目で、洋服にもひびかずに着用いただけます。
こちらは、乳がん全摘術・部分切除術を受けられた方や乳房再建術を受けられた方など、
放射線治療以外の手術をされた患者様でも使っていただけます。
術後インナーで自分らしいおしゃれを楽しみましょう!
手術を受けたあと、体型の変化に悩まれる患者様も多いものです。
なかには外出も避けてしまう方もいるでしょうが、
「誰にも会いたくない」気持ちが「誰かに会いたい」気持ちに変わることは、何より治療の助けになります。
その環境を作るお手伝いをKEA工房がさせていただけたらと思っております。
今回ご紹介したインナー以外にも、KEA工房にはまだまだたくさんの術後インナーがございます。
術後の生活を楽しめるさまざまな工夫が施してあるインナーばかりなので、ぜひ一度お手に取ってみてください。
乳がん術後下着の知識が豊富な専門のスタッフがお客様と一緒にピッタリの1枚をお探しいたします。
どうぞお気軽にご来店くださいませ。