今日は埼玉県立がんセンター臨床腫瘍研究所が開催した第5回埼玉県民がんサイエンスサロンに参加してきました。
前半は国立がん研究センターの牛島先生による講演で、「エピゲノム」という遺伝子の働き方でのがんのでき方の話でした。これまでがんは「突然変異」か「染色体の欠落」というものががん細胞が発生する原因とされていましたが、30000を超えるDNAの中で、本来その細胞内で働くべきものが働かないと、がん化するというもので、こうしたDNAが次々と発見されれば、逆にそこを標的にする薬も作っていけるというお話しでした。
そういえば1月初旬にイギリスの医学誌で「トリプルネガティブ」という薬の効きづらい乳がんに対して有効になるかもしれない遺伝子が発見されたと報じられていました。日々、進歩はやみません。
後半は実際に顕微鏡を用いて、がん細胞やDNAを見てみようというセッションでした。こういう仕事をしていますので、画像や動画はかなり見たことがありましたが、実物を顕微鏡で覗き込むのは、初めての体験で、ものすごく貴重な体験をさせてもらったと思っています。
ただ、参加している一般の方の中には現在治療進行中の患者さんもいて、やはり見るには耐えなかったようでしたが。
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