先に伝えておきたい3つのポイント
- 胸のすぐ下に切り替えがあるエンパイアはかわいらしさとセクシーさが魅力
- おなかを締め付けない、着心地が良いなどマタニティの花嫁様に負担の少ないドレス
- ブライダルインナーはマタニティ用を選ぶことで体への負担をより軽減
花嫁様を美しく輝かせてくれるウェディングドレス。
昔から愛されるノーブルなものから、流行の最先端を行くおしゃれ度バツグンなものまで、デザインは本当にさまざまです。
そうしたなかで最近人気が急上昇、そのままいきおいが衰えないのが「エンパイア・ライン」です。
エンパイア・ラインは、ボリュームの少ないシンプルなドレス。
柔らかくかわいらしい雰囲気を演出できる一方、デザインによっては大人っぽく艶やかな印象にもなります。
また、胸元のデザインやあわせる小物で、花嫁様の理想のスタイルをおしゃれに作り上げことができます。
このエンパイアはおしゃれなだけでなくマタニティの花嫁様にもピッタリで、幅広い花嫁様に人気があるようです。
今回は、気になるこのエンパイアについてご紹介いたします!
(↑「レカミエ夫人」フランソワ・ジェラール 1805年)
エンパイアとは「帝国」「王国」「帝政」という意味
エンパイア(empire)とは直訳すると帝国や帝政という意味ですが、「どうしてウェディングドレスの名前が『帝国』なの?」と不思議に思いますよね。
この謎の答えを求めると、19世紀初頭・ナポレオンの時代へとさかのぼります。
このドレスの形はナポレオン帝政時代に流行したため、この形をそのままエンパイアと呼ぶようになったのです。
ナポレオンの時代を描いた映画や演劇を見ると、登場する身分の高い女性たちはみんなこのエンパイアドレスを着ています。
エンパイア・ラインの人気の秘密
ドレス選びをするうえでもっとも大切なのは、体型に合ったドレスを選ぶことです。
プリンセスラインやマーメイドラインなど、花嫁様には「結婚式にこのドレスを着たい!」と思い描くドレスがあると思います。
そのなかでも、エンパイアはあらゆる体型をカバーでき、花嫁様を美しく魅せると評判で人気のドレスです。
エンパイアは、ウエストの位置が高いので身長を高く見せることができます。胸元にボリュームの欲しい方にはリボンやレースをあしらったり、逆に、胸の大きな方にはシンプルですっきりしたデザインで・・・といったように、花嫁様のお悩み部分をカバーできるドレスなのです。
エンパイアの特徴は『切り替え位置』
ドレスというものは、メリハリを重視するのが一般的です。
胸を高く持ち上げ、ウエストをキュッと引き締めます。
そのためほとんどのドレスでウエスト位置に切り替えを入れます。
一方、エンパイアは切り替え位置が胸の下になります。
胸のすぐ下で切り替えることで、そこから下のスカート部分が裾に向かって柔らかく落ちます。
その姿は妖精のようにかれんでかわいらしくもあり、また上品なセクシーさも醸しだします。
かわいらしさとセクシーさが共存するこのエンパイアは流行したのもうなずけます。
エンパイアの魅力は見た目だけではない!着心地のよさも人気の秘密
「せっかくのお料理も、ドレスが苦しくてほとんど食べられなかった」なんて花嫁様のお声をよくお聞きします。
きついサイズを無理して着用している場合もありますが、ピッタリのサイズでも普段着慣れていないウエストの引き締めに窮屈な思いをすることも多いようですね。
その点、エンパイアはキュッと引き締めるのは胸の下なので、おなかはフリーの状態です。
「食べたらおなかがポッコリでてしまう」と気になる花嫁様も安心してお料理をたんのうできます。
エンパイアなら狭い場所でも動きやすい!
最近は大きな結婚式場やホテルで挙式を行うのではなく、レストランウェディングやガーデンウェディングを選ぶ方も増えてきました。
狭い会場だからこそ、新郎新婦もゲストと近い距離で過ごせるのが魅力です。
そのような動き回る状態でボリュームのあるドレスは少し危険。
どこかに引っかかったり、ボリュームあるスカートでグラスを倒してしまったりとトラブルになることも。
ボリュームがあるとそのぶん重くもなるので、疲れやすくもなります。
レストランやガーデンなどカジュアルな式場では、エンパイアやスレンダーラインのドレスがピッタリです。
エンパイアはマタニティの花嫁様にこそピッタリなドレスです!
・おなかを締め付けない
・着心地がよい
・動きやすい
エンパイアのメリットは、そのままマタニティの花嫁様に必須の条件となります。
結婚式は挙式・披露宴と長時間のため、普通の花嫁様でも疲れるものです。
ましてやおなかに赤ちゃんがいる花嫁様にはより負担がかかってしまうもの。
なるべくその負担を減らさなくてはいけません。
エンパイアならば体への負担もかなり軽そうですね。
少し昔はそれこそ数少ない「マタニティ用」のドレスから選ぶしかありませんでしたが、エンパイアが大流行した今なら、わざわざマタニティで探さなくてもかわいくてすてきなドレスがたくさんあります!
ドレスはエンパイア。ではブライダルインナーは?
ご紹介したように、エンパイアはマタニティの花嫁様もすてきに着こなしていただけます。
ただし、ブライダルインナーはきちんとマタニティ用を選びましょう。
見た目に大きな違いがないように見えて、実はマタニティの花嫁様に向けた工夫が随所に施してあります。
妊娠中は、おなかだけでなくバストも変化します。
大きく、刺激に敏感になったバストに負担がかかりにくいよう、こちらはカップ下にクッションパットをつけて、よりソフトな着け心地となっています。
「エンパイアなら、ブライダルインナーはセミロングブラだけでよいのでは?」とご質問をいただくことがありますが、そのようなことはありません!
大きくなったおなかを下から支えることで腰への負担も減り、姿勢をキレイに見せてくれます。
「サポートパンツ」という名前のとおり、履かないより履いたほうがラクになるんですよ。
それにお尻がキュッとあがっているかどうかで、後ろ姿が全く違うんです!
ぜひこのサポートパンツで後ろ姿も美しく仕上げてくださいね。
ドレス選びでご不安があれば、ぜひKEA工房へご相談ください
マタニティウェディングは幸せに満ちていますが、同時にご不安も大きいかと思います。
ドレス選びでご不安なことがあれば、ぜひ私たちKEA工房のスタッフにご相談ください。
これからのボディラインの変化なども考慮したうえでアドバイスさせていただきます。
ご自身にピッタリのブライダルインナーでエンパイアをすてきに着こなしてくださいね。