がんの手術の術後に手や足がむくむ方がいらっしゃいます。「リンパ浮腫」と呼ばれる後遺症状で、一度症状が出ると完治が難しく、様々な生活上の制限が生まれてきます。
10年ほど前は、この症状をしっかりと理解している医療者は大変少数でしたが、ようやくかなり一般的に知られるようになり、その治療にも様々な方法が取り入れられるようになってきました。いまだ健康保険の適用対象ではないのが厳しいところですが、それでも「治療」や「ケア」を受けられる場所が飛躍的に増えてきているのも事実です。
この治療の中には「ドレナージュ」と呼ばれる医療者(セラピストと呼ばれます)の「手」によって行われるマッサージのような手技がありますが、この手技には現在では様々な考え方とやり方が存在しています。
日本ではドイツで発達した方法を学んだセラピストが最も多いのですが、このほかにもフランスやベルギーなど欧米各国で発展してきた手技を学んだセラピストが日本国内には混在している状況です。
今週お会いした一人の先生が、この流儀を超えて「患者の方の症状に合わせた一番良い選択ができるように、多くのセラピストが情報交換し、研究する会を作りたい」と願っておられましたので、弊社でこの研究会の事務局を請け負うことにしました。
最初は少ない人数からになると思いますが、少しずつでも輪を広げ、多くのセラピストがこれまで以上に幅広い見識を持って患者の方に対応していけるようお手伝いをさせていただこうと思います。
臨床Lymphatic Mobilization Approach研究会(臨床LMA研究会) https://www.facebook.com/LymMobApp.jp
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