若年性乳がんサポートコミュニティ団体、“ピンクリング”代表の御舩さんにご招待いただき、
ピンクリングサミットに参加させて頂きました。
第6回ピンクリングサミットとして聖路加国際病院にて開催されたこのイベントは
活動報告やディスカッションのほか、
乳腺科の先生と、産婦人科の先生による講演もあり、
女性としても興味深く勉強になるお話でした。
講演は
「日本における若年性乳癌診療の現状と展望」
と
「がんと生殖医療―妊孕(にんよう)性温存方法の実際―」
というテーマ。
実際に若年性乳がんサバイバーの経験談から、現実的な悩みがはどんな事があるか、
若年性であることから、今後喪失するものはどういうことがあるのかなど、とてもわかり易く講演頂きました。
また、全体的なテーマとして妊孕性についてのお話が多かった様に思います。
妊孕性とは妊娠のしやすさのこと。
乳がんの治療が優先、と化学療法や放射線治療をおこなってからの妊娠を諦めざるを得なかった場合もありましたが
“乳がんになっても子どもが欲しい”
そんな想いと希望をつなぐ妊孕性温存についてもここ数年でとても注目、重要視され
がん治療と共に卵巣や卵子、受精卵の温存治療についても情報提供をして納得のいく治療選択ができるようになることを
お話されていました。
ただ、乳がん治療医と生殖専門医とのコミュニケーションはまさに始まったばかりであり、
これだけ若年性乳がんの罹患率が高くなっているのに、乳腺科と婦人科の連携が取れていないことも現状のようです。
「妊孕性温存」ができる施設も日本にはまだ16施設しかない、それどころか「妊孕性温存」の説明をしっかりできていない病院がまだまだ多く、
生殖機能を喪失してから現実を知るという割合はまだまだ高いようです。
さまざまな問題があるようですが、先生は早く広められるように
全国を駆け回っていらっしゃるそうです。
そのほかにもフラダンスのショーがあったり(とてもかわいくてステキでした!)
抽選会などお楽しみ要素もあり、ぜひぜひ皆様にもシェアしたいな、というイベントでした。
今回のイベント参加によって
“ピンクリング”という団体のの存在意義の大きさを理解する事もできました。
今後の活動も楽しみです。
※ピンクリングとは?
若年性乳がんサバイバーに寄り添うサポートコミュニティ。
患者と医療者が共同で運営し、同世代の患者同士が出会い、
治療後の妊娠や出産のこと、恋愛や結婚のこと、
仕事と資料の両立のことなど、若年性特有の悩みを
心置きなく話せる場所を提供しています。
若年性乳癌サバイバーは、がんになった後の人生が長く続いていきます。
若い患者がつながり、輪をひろげていくことで、
乳癌になっても自分らしい人生を歩める医療と社会を目指しています。
>>>ピンクリングのHPはこちら
■北陸中日新聞の記事より
若年性乳がん「一人じゃない」 患者らの会 Pink Ring
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